第4回JACCAセミナー:欧州越境ECセミナーを開催(登壇:Lingble Pte. Ltd.)
7月20日は欧州越境ECの長、リングブル – Lingble Pte. Ltd.(本社:シンガポール)の原田真帆人CEOをお招きし、欧州越境ECセミナーを開催しました。
原田氏はJACCA初の「スーパーアドバイザー」でもあります。協会に賛同いただけるパートナーとは別の角度で、協会メンバーとしてセミナーを開催したり、協会の知見や判断を深める顧問的な立ち位置として活動していただいています。
Lingble社は、グローバルECのトータルソリューションをエンド・ツー・エンドで提供しカスタマーサクセスを実現している企業。
具体的には、グローバルECの戦略策定、D2Cに特化したストアの構築、テクノロジーやシステム連携を駆使した在庫管理の最適化、各国最適な決済手段、デジタル・クロスボーダーマーケティング、多言語でのカスタマーサポート、国際配送手段と税関手続きなど、グローバルECの構築から運用、売上拡大に必要なソリューションをカスタムメイドで提供しています。
原田氏は現在フランス在住。今回はこのセミナーのために予定を調整し、日本に帰国。なかなかお目にかかる事ができない機会に、協会理事もこの日をとても楽しみにしていました。
20名限定の会は満席で埋まり、原田氏のリアルな体験を基にした成功事例や失敗例、なぜ欧州なのか、そして起業に至った経緯など盛りだくさんの内容に参加者全員が耳を傾けてました。自らの体験談は人を魅了する力がある、と感じました。
原田氏曰く、「我々は越境ECとは言わず、グローバルECと定義しています」。自社のサイトを現地でプロモーションし、何を誰にどのように売っていき、そして伝えていくのか。それには宝くじはありません。地道に数年コツコツと創っていき、きたるタイミングで花が咲く。越境は簡単ではない。お金も必要です。だけど、目指す山を決めて確実に登っていけば少数しか見ることのできない景色を見ることができるのが越境(グローバルEC)と説き、参加者の皆さんはとても頷いていました。
その後の質問は、欧州という越境でも未知の領域に関する現地情報の質問や、税金関連、欧州で成功するには米国とは何が違うのかなど、欧州を攻めていきたい企業からの質問攻めにあっていました(笑)
余談ですが、当協会代表理事の恩蔵は10年以上前に原田氏と面識があり、その時を思い出しながら懐かしむように2人で話していたのが印象的でした。トキを超えた再会も起こるJACCAのセミナー。どうやら、ヒトの越境にも貢献しているようです。
さて、次回8/24はセミナーの人気のコンテンツ、「みんなde越境座談会」です。
越境に関する素朴な疑問や課題点などを参加者全員で共感・相談・解決し合う会です。越境ECを実際にやっている方からなんとなく興味あるんだよねの人たちまで、様々な方がいらして食事をしながら和気藹々と語り合う場。アジア越境に詳しいスペシャルゲストもお呼びしています。
ぜひ今宵もお待ちしております。
今回の登壇:Lingble Pte. Ltd. H.P:https://www.lingble.com/ja/
JACCAとJECCICAの共同セミナー 「JACCA&JECCICA新年恒例!Eコマース大予測 2025年EC業界どうなる?超過激な衝撃編」
2024年もいろんな予測が当たったのですが、2025年はさらに混迷する1年になると思われます。
このため、国内ECと越境ECが今までどうだったかと今後どうなるかを、ECデータ分析に定評のある本谷知彦氏とECやオムニチャネルの業界の最前線の現場で業務を行っている川連一豊氏が、お話いたします。